Thinking Swim 素人スイマーの水泳思考録

競泳未経験者がwebで水泳を独学中に気づいたことを備忘録としてブログにまとめてます

コーチなしで泳ぎを改善する方法-2 =お手本を探す=

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お手本の探し方

前回の記事で、コーチなしで泳ぎを改善する方法は、自分に合ったお手本をよーく理解し、なぜ自分が同じように泳げないのかを考えて、自分の問題点を明確にすることが大切だと書きました。
そしてそのなかで、”頑張ってるのになかなか上手くならない理由”の一つに、お手本の泳ぎを、見た目の印象だけでぼんやりイメージして、きちんとメカニズムを理解できていないという点を挙げました。

 

初心者として泳ぎを上達させる方法は、当然上手い人の泳ぎをまねることです
いいなと思うお手本を見つけて、同じようにまねしてみることが非常に重要です(むしろ、最初はこの方法しかないと思ってます)。

 

スポーツ全般について言えることですが、スポーツの技術に関する情報は、一昔前まで、ある程度限られた人にしか伝わらない閉鎖的なものでした。
情報源としては書籍と直接見る/指導を受けるくらいに限られていたからです。
書籍ではどうしても内容が一般的になりがちですし、いい選手を直接見たり、いい指導者から直接指導を受けられる人は非常に限られます。
まして、自分のレベルに見合った技術情報にアクセスするにはかなりハードルが高かったように思います。

 

しかし、今日インターネットのおかげで、全然水泳をしたことがない人でも、トップスイマーの泳ぎを見ることは簡単ですし、そのテクニックの情報も豊富に入手することができます。
貴重な水中での動きがわかる動画もたくさんありますし、部分的な体の使い方まで細かく解説したものまで多彩な情報に接することができます。
レベルもトップレベルから初心者向けのものまで様々で、まさにいたれりつくせりといった感じです。
実際、自分もインターネットがなければ、どうやって自分にとって必要な情報を入手していいか全くわかりません。

そこで、泳ぎのお手本の情報を見つけてゆく訳ですが、ここで注意しなければいけないのはその膨大な情報の中から、自分にあったものを選ばなくてはいけないという点です。

 

情報を整理する基準

自分にあったお手本を探す時の基準は、

1.自分の泳ぎのスタイルに合っているか?
2.自分のレベルに合っているか?

という2点だと思います。

 

1. 自分の泳ぎのスタイルに合っているか?
かなりおおざっぱに言うと、速く泳ぎたいのか?のんびり泳ぎたいのか?ということだと思います。
自分の場合はのんびりきれいに泳ぎたいと思っていますので、レースペースでガンガン泳ぐものではなく、ゆっくり効率的に泳いでいるお手本を探しました。
また、ここにも書きましたが、初心者にはドリル練習は以外とハードルが高いと感じていましたので、部分的な練習方法よりも、きれいにゆっくり泳いでいる全体がわかるものを選ぶようにしてました。
このお手本は、自分の中に目指すべき理想のイメージを作るためのものですから、すごく大事になってくると思います。

 

2.自分のレベルに合っているか?
簡単にいうと、そのお手本の通りにできそうだと思うかどうかです。
こういうとなんかアバウトな感じがしますが、さらに、突き詰めると、お手本の動きをしている時の感覚が想像できるかどうか?ということになると思います。
なんとなく、できそうだ/無理っぽいではなく、自分が同じように動く時の力の入れ方やタイミングを想像してみて、ある程度理解できるものを探すようにしました。
1.の項目にも関連しますが、初心者の自分にとってはピッチの速い泳ぎは、同時にコントロールしている部位が多く、またそのタイミングも素早く切り替わっていくため、お手本の動きを想像することができませんでした。なので、極力ゆっくりで力を抜いてリラックスした動きのものを探すようにしていました。

 

明確な泳ぎのイメージが頭になければ、自分の泳ぎをそれに向けて変えてゆくこともできません。
一度だけでなく、何度も何度も見て、常に理想の動きを焼き付けておくと、それを泳ぎながら思い出して参照することができるようになると思います。

 

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