クロール-1 =お手本を探す=
まずはお手本を探そう
さて、プールに入ってクロールを泳いでみようと思った訳ですが、そのためにはまずお手本を探そう!ということでいろいろwebで調べてみました。
どんなお手本がいいかというと、それは自分がどんな泳ぎがしたいか?によります。
目指す泳ぎはこちらの記事でまとめたように、
●省エネだけどエネルギー効率が良くて、軽く泳いでる割にはスピードがあるリラックスした泳ぎ
というのが自分の当面のスタイルです。
なので、これに合ったタイプの泳ぎで、いいなと思えるものを探します。
また、特に自分の場合は、なるべく全体像を先に把握したいタイプなので、部分的な個別の動きよりは、泳ぎ全体が分かりやすいものを探しました。
こちらにも書きましたが、細かい手足の動きよりは、全体のバランスやタイミングがしっかりしている方がかっこ良く見えるからです。
クロールに関しては本当にたくさんの情報があるのですが、ここではそのうちお気に入りの3つを挙げたいと思います。
1.トータルイマージョン竹内さんの泳ぎ
最初はyoutubeでも人気のTI(トータルイマージョン)というスイミングスクール代表の竹内さんの泳ぎです。
この動画を最初に見てすぐにお気に入りに入れました。
始めた当初はこの動画ばかり繰り返し見ていました。
よく見ると、何のことかよくわかりませんが”世界第一位”としきりにアピールしていたり(youtubeの閲覧回数が、水泳関連の動画として、世界で一番多いということかな?)、ちょっとへんてこなテーマ曲がついていたりと、突っ込みどころはありますが(笑)、泳ぎに関しては文句なしにきれいでスムーズだと思いました。
2.ジョノ・バン ヘイゼル(Jono Van Hazel)さんの泳ぎ
オーストラリアの元オリンピック選手。you tubeの”swim smooth”というチャンネルではこのHazelさんの泳ぎ以外にもいろいろな情報を見られます。
1.の竹内さんの泳ぎとは少し感じが違いますが、すごくスムーズに泳いでいます。
こちらもタイトルが”The Smoothest Swimming Technique In The World?”(世界で一番スムーズな泳ぎ?)とアピールしていますね。
1:20あたりからの真後ろからのアングルのストロークの感じが特にかっこいいです!
3.ポポフ(popov)選手の泳ぎ
ロシアの元オリンピック選手。「皇帝」の異名を取る非常に有名な選手です(といって私も調べるまでは知りませんでしたが・・・)。
大きく、ゆったりした泳ぎですが、上の2つとも違ったタイプの泳ぎです。
この両肩を連続的にまわす泳ぎはカヤッククロールというそうです。
これらの泳ぎに共通するのは、
ゆっくりとしていて、分かりやすい
強いストロークやキックを必要としない
ゆったりした見た目に反してそれなりのスピードで泳いでいる
という点でしょうか。
逆に共通していない主なポイントは
タイミング
です。
クロールのタイプとして、大きく2つあるように思います。
・両手を前でそろえるキャッチアップ気味のクロール
・両腕を止めないコンティニュアスなクロール
それで、これらのお手本を分類すると、
両手を前でそろえるキャッチアップのクロール
↓
1.竹内さんのクロール
↓
2.ジョノ・バン ヘイゼルさんのクロール
↓
3.ポポフ選手のクロール
↓
両腕を止めないコンティニュアスなクロール
というようになると思います。
これらは腕の動きだけでなく、泳ぎ全体のタイミングの取り方、前に進むためのメカニズム自体が違っています。
ただし、これは最近になって思うことですが、これらのどのタイプでも楽にスムーズにゆったり泳ぐことができます。
楽に泳ぐという点において、どの泳ぎが良くて、どの泳ぎが悪いということはないと思います。(最近は3.ポポフ選手の泳ぎのタイミングを練習していて非常に面白いです。)
ただ、私は最初は1.竹内さんの泳ぎをお手本にして練習しました。
どうしてかなと思い返すと、おそらくこちらの記事でも書いたように同時に動いている箇所が少なく、初心者が動きをコントロールしやすいと感じたためだと思います。
そこで、まずはこの竹内さんの泳ぎを念頭に置いて泳ぎを変えてゆくことにしてみました。
実際の泳ぎで気づいた点は次回以降で。