考えて泳ぐ =Thinking Swim=
泳ぎを変える
さて、かっこ良く、スイーッと泳ぎたいなと思っても、競泳の経験もなく、大してスポーツのセンスがある訳でもないので、いきなりきれいに泳げるはずもありません。
当然、理想的な泳ぎに向けて、まずはフォームを変えてゆかねばなりません。
具体的なフォームを検討する前に、大事なことに気づきました。
それは、このブログのタイトルにもなっているように、
「考えて泳ぐこと」
つまり、水中にあって自分の体バランス・手足の動き・各部のタイミング etc. がいまどうなっているのかを観察・想像・理解して、それを頭の中の理想的なイメージに近づけるために意識的にコントロールしてゆくということ。
当たり前ですが、人間の意識的な動作はすべて、頭から命令が出て、その命令通り体が動きます。(反射的・無意識的な動作は違いますが・・・)
それを水中で行うためには、当然水中で頭から命令を出さなくてはなりません。
フォームを変えるということは、その命令の内容をいつもと変えるということですから、その命令変更も手中で行われることになります。
実際にやってみると、いろいろなことが観察と思考を邪魔してきます。
一例を挙げると「息継ぎ」。
今でもそうですが、息継ぎをする時は本能的にすべての意識が口元に集中します。その時の手足のタイミング・体のバランスなど顧みる余裕はありません。息を吸いたい、誤って水を入れたくない、という思いは生存本能に直結するのでかなり強力です。
周りを観察してみても、息継ぎのために泳ぎ全体のバランスが崩れている人をよく見かけます。
いろいろな余計な動きや意識を取り払って、自分が変えるべきポイントに意識を集中させるためにはなかなか大変ですね。
考えて泳ぐ
自分の場合、フォームを変えて理想的な泳ぎに近づけるためには、
1. 泳ぐ前に目指すべき泳ぎのイメージを持っておく
2. 自分の泳ぎと理想のイメージのズレを観察する
3. ズレがなければ、体で覚えるまで繰り返す
4. ズレているなら原因を考えて、修正案を試してみる
これを無限ループさせて、次第に理想的な泳ぎに近づけてゆきます。
このサイクルをまとめて、ここでは「考えて泳ぐ」と表現しています。
ビジネス的に言うとまさに
・Plan(計画)
・Do(実行)
・See(評価)
といった感じです。
考えて泳ぐ、ことは水泳技術の以前に、泳ぎを変えるための必須条件であると感じました。
参考にしたサイト
タモリ × 武井壮 武井壮に運動能力を簡単にあげるコツを学べ!! - YouTube
武井壮さんのスポーツ理論はすごくわかりやすくて、ためになりますね。
「スポーツっていうのは、まず技術練習する前に、自分の身体を思ったように動かす練習をしておくっていうのが一番大事」は名言だと思います。
頭が良くて、身体能力が高くて、いい意味でアホw かなりファンです。