Thinking Swim 素人スイマーの水泳思考録

競泳未経験者がwebで水泳を独学中に気づいたことを備忘録としてブログにまとめてます

ストリームライン-6 =蹴伸びの役割(2)=

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蹴伸びの役割-2

前回の記事に引き続き、泳ぎのなかで蹴伸びの役割について書きます。
蹴伸びの役割として2つ挙げましたが、
その二つ目は、

2-最も水の対抗の少ない姿勢の感覚を確認できる

ということです。

以前の記事に、泳ぎの中で伸びのあるストリームラインの姿勢を意識することが大切だと書きました。
そこでも書いたように、泳ぎのなかで一番のびる瞬間、最も水の対抗の少ない姿勢をとって初めてスムーズに泳げるようになると思っています。
しかし、最初のうちは、手足をあまり動かさないタイミングでさえ、ストリームラインを意識するのは難しかったです。

そこで、そのお手本というか、いいサンプルとして、蹴伸びの時にきれいに伸びた時の感覚を確認しておくことがすごく役に立ちました。

 

=蹴伸びからのきれいなストリームラインを取った時の感覚=

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あくまで一例ですが、自分の中でよく確認するのは、上の図にあるように胸に感じる重心と水流です。
前に重心がのったフラットな姿勢の時には胸あたりに重心があるのが分かります。
そして、そのため胸からお腹へ後ろへ流れるの水の流れが感じられます。
(=多分スピードに乗っているからだと思います)
このとき少しだけ視線を斜め前にやると、わずかに顔が上がり、下唇にも水圧を感じます。
腰が落ちていてはこの感覚はありません。

 

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前に(胸)重心が乗っているか、後ろ(腰)に残っているかは、見た目にはほんのわずかの差だと思います。
しかし、スイマーが受ける感覚はおそらく全くといっていいほど違います。
この、前に重心が乗ったきれいなストリームラインを取れている感覚を確認するのに、最初の蹴伸びは最適なんです。

 

ですから、蹴伸びの時は、静かに感覚を研ぎすませて重心位置や胸にあたる水流の感覚に集中しています。
そして、最終的には蹴伸びの時に感じる前重心の感覚を泳ぎの中でも感じられているかを確認するようにしています。

 

最初は泳ぎの中で感じられないかもしれませんが、目指すべき感覚をつかんでおけば、そこに向けてあれこれ試行錯誤できます。
すると、あるとき「あ、この感じ蹴伸びの時と同じだ!」となる時がありました。
泳ぎの中で再現できるかどうかはともかく、まずはこの前重心のストリームラインの感覚は、蹴伸びをベースに早めにつかんでおくべき最重要項目だと思いました。

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