Thinking Swim 素人スイマーの水泳思考録

競泳未経験者がwebで水泳を独学中に気づいたことを備忘録としてブログにまとめてます

ストリームライン-2 =前後のバランスを意識する=

f:id:thinking_swim:20150805154250j:plain

1-前後のバランス

前回の記事でストリームラインの重要性を書きました。

だいたいできるからOKではなく、ストリームラインをきちんと理解して泳ぎに取り入れることが、スムーズに泳ぐためには必須だと思います。

そこで、もう少し詳しくストリームラインについて、気がついたポイントを挙げてみたいと思います。

 

ストリームラインというと、つい下の写真のような形をイメージするかと思います。

f:id:thinking_swim:20150804092825j:plain

もちろんきれいなストリームラインなのですが、初心者としてはどうしても手のところに注目してしまい、写真のように

手を頭の後ろで組み、指先を重ねて尖らせる=ストリームライン

というイメージを持ってしまいます。

 

しかし、個人的にはこの「手の組み合わせ」は万人に有効なストリームラインの本質ではないように思います。


なぜなら、

・この手の組み合わせには肩関節の柔らかさがいること(中高年にはきつい・・・)
・泳いでいる時にはこの動作をしないこと(飛び込み・ターン直後のみ)

なので、この手の組み合わせは競泳選手が使うテクニックだと割り切って、大人になってから水泳を始めた人は、この「手の組み合せ」にとらわれる必要はないように思います。(もちろん、できるに越したことはないですが)

 

では、すべてのスイマーに共通で重要なストリームラインのポイントとはなんだろうと考えた時に、以下の2点が大事ではないかと思いました。

 

1-前後のバランス
2-体全体の伸び

 

まず1-体全体の前後のバランス」について感じたことをまとめます。

泳ぐこと=水中で体を前に進める、ということです。
その際に水の抵抗を少なくすることの重要性は前の記事で触れました。

ではどんな水の抵抗を少なくすればいいのでしょう?
当然、一番大きい抵抗から解決してゆくべきでしょう。
ではどこの抵抗が一番大きいのかというと、やはり”からだ全体”の抵抗が一番大きいです。

例えば、手のひらを、進行方向に垂直に立てた時と、水平に寝かせた時とでは、当然立てた時の方が水の抵抗は大きいです。

しかし、その手のひらの水の抵抗と、腰が沈んで進行方向に対して体が立ってしまっている時の体の姿勢の抵抗を比較すると、体全体の水の抵抗が遥かに大きいことが想像できます。

f:id:thinking_swim:20150803170534j:plain

体全体の抵抗をを無視して、手先・足先がどうのこうのいっても些末な問題です。
この体全体の抵抗を一番小さくしてやること=ストリームラインの姿勢ということだと思うのです。

 

そこで、理想的なストリームラインとそのために意識しているポイントを図にしました。

f:id:thinking_swim:20150803170626j:plain

・背中の面をフラットに一直線にする
・手は肩ごとなるべく前へ
・腰を水面近くでキープする
・頭はあごを引き、視線はプールの底へ
・胸郭全体を引き上げる感じで
などです。

ここで最初に大切だと感じたのは、

・背中の面をフラットに一直線にする
・腰を水面近くでキープする
という「前後のバランス」に関係する点です。
これを言い換えると、腰を落とさず水面に平行なバランスをとるということです。

f:id:thinking_swim:20150803170727j:plain

f:id:thinking_swim:20150803171104j:plain

 

そして、重要なことは、
どうやってバランスを良くするかという前に自分の腰の位置やバランスの状態を感じ取るころができるかどうか、という点です。

以前からの記事にも書きましたが、最初に注意すべきは、自分の腰がどこにあるかを良く観察して把握することです。

よくよく感覚を研ぎすまして、自分のバランスの状態を確認してみましょう。

f:id:thinking_swim:20150805155734j:plain